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激レアバイトによる、7/9(土)『アルスラーン戦記 風塵乱舞』朗読劇&先行上映会レポート

2016年7月9日(土)、「アルスラーン戦記 風塵乱舞」朗読劇&先行上映会イベント(昼/夜公演)がディファ有明にて開催されました。このイベントにタウンワーク「激レアバイト」からレポーターバイトが参加。小林裕介さんたちとのインタビューやイベントの様子をレポートしました。

タウンワーク激レアバイトレポーター:
倉田侑依(写真左)・中村聡美(写真右)

昼公演レポート「アルスラーン戦記 風塵乱舞」朗読劇&先行上映会

この日はあいにくの雨。しかし会場外ではイベントを楽しみにしているファンのお客さんたちの長い列が。開場後も、それぞれの席で物販購入したグッズを開封し、各々開演までの時間を楽しんでいる様子でした。

そして開演。会場が暗くなり、キャスト陣がステージに上がると、客席は静まりかえります。そして大音響の音楽とともに、KENNさん演じるギーヴの詩のセリフから朗読劇が始まりました。

脚本はこれまでの場面や状況を彷彿とさせるオリジナル台本。キャストさんの迫力の演技は、アニメ映像がなくても、そこにキャラクターたちが存在しているかのようで、会場全体がぐんぐん引き込まれていくのがわかりました。

途中、ナルサス役の浪川大輔さんの台詞「読み間違いなど、いくらでもございますよ」で会場が爆笑に包まれる場面も。これが生の朗読劇の面白さだ! と感じました。そして再びKENNさんの詩で幕を閉じました。

続いてはトークコーナー。司会はお馴染み『よっぴー』ことニッポン放送の吉田アナウンサー。朗読劇の静粛な雰囲気とはうって変わっての爆笑のトークが弾みます。

朗読劇で会場の爆笑を誘った浪川さんはキャスト陣のイジりの対象に。
KENNさんは、お客さんと「コール&レスポンス」をするなど、盛り上げ役となっていました。
そしてアルスラーン役の小林さんは、みんなから「殿下感出てるよね!」と言われノリノリの様子。プライベートでも殿下として振舞うのに慣れてきたという小林さんの一言に、キャストも会場も爆笑でした。

次になんと「風塵乱舞」第1話をキャストの皆さんと観られる、という生オーディオコメンタリー上映。決め台詞「ヤシャスィーン(突撃)!」を小林さんの合図に合わせみんなで発声! 会場の熱気が一気に上がります。キャストコメントでは、他キャストとの収録裏話や今期からの新キャラクターについてのお話が聞けちゃいました。

そしてキャスト陣が降壇して第2話の先行上映会。アルスラーン一向に待ち受けているハラハラする展開に、会場の空気も飲み込まれていくのが伝わってきました。今後の展開がすごく気になる終わり方でファンの皆さんもドキドキした様子。

そのドキドキした空気の中、再びキャスト陣が登壇し、これからのアルスラーン戦記に向けて熱いコメントを残し、昼公演は終了しました。

スタッフ・演者みんなの熱い思いと愛が詰まった「アルスラーン戦記 風塵乱舞」。これからの放送が楽しみになる、大満足のイベントでした。

アルスラーン役 声優・小林裕介さんインタビュー

昼公演終了後に、主人公アルスラーン役を演じる小林裕介さんにお話を伺うことができました。1期で大きく成長し、2期でさらに逞しく成長していくアルスラーン。小林さんの熱い思いをお聞きしました。

―昼公演を終えてのご感想は?

「朗読劇では、最初のセリフを噛まずに言えたことで気持ち的には楽になりましたね。『いとこ殿』っていう部分なんですけどね(笑)」

―アルスラーン役を演じることへの思いを教えてください。

「1期ではアルスラーンが初陣を果たすシーンがありましたが、僕にとってもアルスラーンはまだ経験が浅い時期での主役です。似た境遇が重なったこともありとても親近感を感じていました。1期では11歳のアルスラーン殿下を演じるにあたり、その若さや心優しさを伝えられるよう気を付けていましたが、2期の殿下はそこからさらに成長し、凛々しさや逞しさを兼ね備えました。そして僕自身もアルスラーンとともに成長してきたと思っています。アルスラーンはもう分身のような存在ですね」

―1期と違った2期の見どころは?

「1期に比べ、アルスラーン自身も成長しているけれど、それと同時に、アルスラーンと行動を共にしている仲間たちも、殿下に対して見る目が変わったり、思いを深めたり、関係性が変化してきます。ぜひそこに注目してほしいですね!」

―ご自身が演じられているアルスラーン以外で「かっこいい」と思われるキャラクターは?

「うーーーーん(かなり悩んだ後)『ギーヴ』ですね! いつもギーヴは、ピリッとした空気の中に和みを与えてくれる存在。そういう立ち位置はやっぱりかっこいいですね」

―最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

「成長したアルスラーンを中心に、再び王都奪還へ向けて前進しだした「アルスラーン戦記 風塵乱舞」。全8話という短い中、スピード感とともに見ごたえもある、とても密度の濃い作品になっています。第3期に続けられるよう、がんばっていきますので、応援よろしくお願いします!」

黒須礼央プロデューサー インタビュー

―ずばり、この第2期のテーマは?

「一言でいうと『海洋冒険ファンタジー』です! 時間軸的には続きものですが、2期は1期とは印象を変えたものにしようと思いました」

―2期の見どころは?

「スピーディーに物語が進行していく2期は、新しい舞台で新しいキャラクターが続々と出てくる、とても楽しめる内容になっています。1期を観た視聴者の皆様のお声・リアクションを参考にし、さらに全8話というミニシリーズの特徴を活かし、2期ではキャラクターの『見せ場』をたくさん盛り込んでいます。かなり『胸アツ』なアニメになっていますよ。皆さんにも是非一緒に熱くなって、楽しんでほしいですね」

―視聴者のご意見をどこかで確認されているのですか?

「SNSやネットなどでピックアップしていますよ。そのご意見を考慮しつつ、作品のテーマとして何を描くかを監督はじめスタッフと決めたうえで、第2期はこういうところを増やしていこうとか、こういう流れにしてみるのはどうだろうとか話し合ってアニメの制作をしているんです」

―それでは最後にファンのみなさまにメッセージをお願いします。

「新しく海が舞台になっているので、新鮮なキャラクターが増えていきます。しかし、「己の正義と想いを貫く」点はアルスラーン戦記の全キャラクターに共通しているところです。今回の『風塵乱舞』は、ミニシリーズならではの展開で、キャラクターの魅力を最大限に伝える物語になっています。ぜひ熱い想いを感じてください! そして、3期に向けて更なる応援をよろしくお願いします」

夜公演レポート「アルスラーン戦記 風塵乱舞」朗読劇&先行上映会

エラム役の花江夏樹さんに代わってダリューン役の細谷佳正さんが出演した夜公演がスタート。朗読劇の台本も昼には無かったナルサスとダリューンのシーンが増え、そしてその生の掛け合いシーンは大迫力。昼とはまた違った面白さに大感激しました。

その後のトークコーナーでは、唯一の女性キャストである内山夕美さんに「アルスラーン一行の中でタイプな男性はいるのか」という質問が出て会場は大盛り上がり。
「ダリューンがタイプです」の言葉に嬉しそうにはしゃぐ細谷さん。そして呼ばれなかったキャスト陣が一斉に拗ねてしまうシーンに会場は爆笑。その後一人ずつ名前が出てきて、喜んだり拗ねたりするキャスト陣。そして最後まで名前を呼ばれなかった浪川さんはステージに寝転んでしまい、会場は大爆笑に包まれました。

昼公演で、第2期の収録で集まったときの感想を聞かれた小林さんが「同窓会みたいでうれしかった」とおっしゃっていましたが、夜公演では、それを知らないはずの細谷さんが「同窓会みたいでうれしかった」と同じことをおっしゃったことに驚きました。キャストのみなさん、本当にアルスラーン一行のように一体となり、そして愛があるのだな、と感じた一幕でした。

昼公演にも増して、大盛り上がりだった「第1話の生コメンタリー上映」の後、第2話先行上映。私たち自身は2回目の視聴になったのですが、2回目で新たに気付いたことがいくつもあってびっくり。密度の濃い作品なので、何回見ても発見することがあるのですね!

大盛況のうちに幕を閉じた今回のイベント。そしてファンの皆様に朗報が! 今回のこの朗読劇パートの映像は、現在発売中の『アルスラーン戦記 風塵乱舞』Blu-ray/DVD第1巻の特典に収録されるとのことです! 会場に来られなかったファンのみなさまはぜひこちらで楽しんでくださいね!
※このレポートを作成する2人です!ものすごい集中力!

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